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国家試験

【美容師国家試験】美容保健 過去問

Cosmetology health
この記事でわかるコト

美容師国家試験の筆記課目【美容保健】2教科の過去問とその解説がわかります。

オダンゴさん
オダンゴさん
保健って、言葉がムズカシイ。
オルクリ
オルクリ
それわかるw

ほんとにムズカシイよね。まず、ワードの意味を知ることからはじめよう。

 

【美容保健】過去問「人体の構造及び機能」

人体の構造及び機能は範囲を絞ることなく、全体的に把握する必要があります。

つまり、どこから出てもおかしくないということです。

過去問第42回|人体の構造及び機能「問題と解説」

 

問26 関節とその運動範囲に関する次の組合せのうち、正しいものはどれか。

  • 1)鞍(あん)関節 ――――――― 1方向だけに運動できる。
  • 2)蝶番(ちょうつがい)関節 ―― 2方向だけに運動できる。
  • 3)車軸関節 ―――――――――― 3方向だけに運動できる。
  • 4)球関節 ――――――――――― 広い範囲で自由に運動できる。
解答と解説

4)が解答です。

1)2方向

2)1方向

3)1方向

 

 

問27 次の筋のうち、表情筋(顔面筋)に含まれないものはどれか。

  • 1)眼輪筋
  • 2)口輪筋
  • 3)咬(こう)筋
  • 4)鼻筋
解答と解説

3)が解答です。

咬筋は咀嚼筋で表情筋には含まれません。

 

 

 

問28 神経系の分類で、中枢神経系に含まれないものはどれか。

  • 1)脳神経
  • 2)延髄
  • 3)大脳
  • 4)脊髄
解答と解説

1)が解答です。

脳神経は末梢神経です。

 

 

問29 次の記述のうち、交感神経が優位なときの反応として正しいものはどれか。

  • 1)唾液は希薄で多量に分泌する。
  • 2)気管支は収縮する。
  • 3)瞳孔は縮小する。
  • 4)心拍数は増加する。
解答と解説

4)が解答です。

1)、2)、3)は副交感神経が優位な時です。

 

 

問30 血球成分に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • 1)好中球は主に血液凝固に関わる。
  • 2)好塩基球は主に食作用に関わる。
  • 3)リンパ球は主に免疫反応に関わる。
  • 4)単球は主に即時型アレルギー反応に関わる。
解答と解説

3)が解答です。

1)、4)は貧食作用

2)はアレルギー反応

 

 

everyone's-pace

 

 

過去問第43回|人体の構造及び機能「問題と解説」

 

問26 腕を動かすとき、中枢神経系からの指令を骨格筋に伝える神経は、次のうちどれか。

  • 1)運動神経
  • 2)知覚神経
  • 3)交感神経
  • 4)副交感神経
解答と解説

1)が解答です。

1)運動神経=脳からの命令を筋肉に伝えて体を動かす神経。

2)知覚神経=皮膚などにある感覚器で受け取った刺激を脳に伝える神経。

3)交感神経=自立神経の一つで緊張している時に働く神経。

4)副交感神経=自律神経の一つでリラックスしている時に働く神経。

 

問27 交感神経が優位に機能したときの臓器と反応に関する次の組合せのうち、正しいものはどれか。”]

  • 1)心臓ーーー心拍数減少
  • 2)唾液腺ーーー唾液の希薄・多量
  • 3)気管支ーーー収縮
  • 4)眼ーーー瞳孔の散大
解答と解説

4)が解答です。

交感神経が優位に機能したときは?

1)心拍数は増加します。

2)濃厚・少量になります。

3)拡張します。

 

 

問28 次の耳の器官のうち、平衡器官はどれか。

  • 1)耳小骨
  • 2)蝸牛
  • 3)半規管
  • 4)耳管
解答と解説

3)が解答です。

 

問29 次のうち、リンパ球の機能として正しいものはどれか。

  • 1)酸素の運搬
  • 2)二酸化炭素の運搬
  • 3)免疫反応
  • 4)血液凝固
解答と解説

3)が解答です。

1)、2)は赤血球の機能。

4)は血小板の機能。

 

 

問30 次の臓器のうち、血液の小循環の経路に含まれるものはどれか。

  • 1)
  • 2)肺
  • 3)肝臓
  • 4)筋肉
解答と解説

2)が解答です。

1)、3)、4)は大循環。

【血液の大循環】

全身に行き渡る循環です。

左心室→大動脈→動脈→全身の毛細血管→静脈→大静脈→右心房

【血液の小循環】

心臓と肺の間の循環です。

右心室→肺動脈→肺の毛細血管→肺静脈→左心房

 

 

過去問第44回|人体の構造及び機能「問題と解説」

 

問26 次のうち、正中線上にないものはどれか。

  • 1)鼻背
  • 2)鼻翼
  • 3)鼻根
  • 4)鼻尖
解答と解説

2)が解答です。

なお、鼻尖の両側に鼻翼があります。

 

 

問27 次のうち、頸部の筋はどれか。

  • 1)咬筋
  • 2)胸鎖乳突筋
  • 3)三角筋
  • 4)広背筋
解答と解説

2)が解答です。

1)咬筋は咀嚼筋をなす。また、表情筋よりも深部にある。

3)三角筋は上腕の筋です。

4)広背筋は背部の筋です。

 

 

 

問28 次のうち、脳に含まれるものはどれか。

  • 1)延髓
  • 2)胸髓
  • 3)頸髓
  • 4)仙髓
解答と解説

1)が解答です。

2)、3)、4)は含まれない。胸髄、頚髄、仙髄は背髄であり、いずれも背柱管の中にある。

 

 

問29 次のうち、内耳に含まれないものはどれか。

  • 1)蝸牛(かぎゅう)
  • 2)鼓膜
  • 3)前庭
  • 4)半規管
解答と解説

2)が解答です。

2)鼓膜は外耳にあり、鼓膜の内側が鼓室(中耳という)です。

 

 

問30 次のうち、血小板の機能はどれか。

  • 1)酸素の運搬
  • 2)造血作用
  • 3)血液凝固
  • 4)食作用
解答と解説

3)が解答です。

1)酸素の運搬は赤血球の機能です。

2)造血作用とは、骨髄が血球成分である赤血球、白血球、血小板をつくる機能をいいます。

4)食作用は、白血球のうち好中球と単球がもつ機能です。

 

 

positive

 

 

【美容保健】過去問「皮膚科学」

皮膚科学はある程度出題傾向が決まっていますが、章単位で範囲を絞ります。

  • 1章
  • 2章
  • 6章

この章を中心にやることで他の章も理解が深まります

やはり、美容に関係する部分が多く出題されているようです。

また、過去問を解くときに徹底してワードを覚えましょう。

 

過去問第42回|皮膚科学「問題と解説」

問31 皮膚の構造に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  • 1)色素細胞(メラノサイト)の数は、同一部位であっても白色人種や黒色人種などの人種によって大きく異なる。
  • 2)角化細胞(ケラチノサイト)は、約1か月かけて基底細胞から角質細胞に分化する。
  • 3)ランゲルハンス細胞は、表皮内に侵入した抗原物質(アレルゲン)を取り込むはたらきがある。
  • 4)真皮は、コラーゲンからできた膠原(こうげん)線維が大部分を占めている。
解答と解説

1)が解答です。

数は同じです。

 

問32 皮膚付属器官に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • 1)毛根の下端のフラスコ状に膨らんだ部分を毛幹とよぶ。
  • 2)毛のケラチンは、全体として長軸の方向に鎖状に結合しているため、縦に裂けやすい。
  • 3)脂腺の数は、体の部位によって違いがあり、頭毛の生えている部位、額、眉間、下顎には少ない。
  • 4)爪の成長周期は、成長期、退行期、休止期を繰り返す。
解答と解説

2)が解答です。

1)毛球

3)多い

4)成長周期はない

 

 

問33 皮膚の生理機能に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  • 1)皮膚には、痛点、触点、温点、冷点が分布している。
  • 2)紫外線を浴びると、エラスチンが大量につくられ、皮膚の色が黒くなる。
  • 3)皮脂に含まれる脂肪酸は、一部の細菌や真菌の発育を抑制する。
  • 4)皮膚の表面には、汗と皮脂が混じり合い、乳化した状態の薄い膜がある。
解答と解説

2)が解答です。

メラニンが大量に作られます。

 

 

問34 皮膚と皮膚付属器官の保健に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  • 1)皮膚の状態は、全身の健康状況によって変化する。
  • 2)成人では、加齢とともに、皮膚の分泌作用や新陳代謝が低下し、皮膚は乾燥し硬くなる。
  • 3)健康な成人の皮膚の表面はアルカリ性である。
  • 4)脂腺から分泌される皮脂は、毛の光沢としなやかさを保つ役割がある。
解答と解説

3)が解答です。

弱酸性です。

 

 

問35 皮膚疾患に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  • 1)接触皮膚炎は、種々の化学物質や薬剤などが皮膚に接触して発生する皮膚の炎症である。
  • 2)蕁麻疹は、食物や薬によるもののほか、花粉、ダニ、寒冷、温熱、日光などの外的刺激によるものもある。
  • 3)ニキビは、毛包が角質の栓で詰まることなどによりでき、炎症へと進むことがある。
  • 4)頭部白癬は、ウイルスによって引き起こされる。
解答と解説

4)が解答です。

白癬菌です。

 

 

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過去問第43回|皮膚科学「問題と解説」

問31 皮膚の構造に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  • 1)表皮は、表面より角質層、顆粒層、有棘層、基底層の4つの細胞層からなる。
  • 2)基底細胞から角質細胞に変化する過程を角化とよぶ。
  • 3)角質層は手掌や足底で薄く、顔面や手足の屈曲部では厚い。
  • 4)色素細胞(メラノサイト)は、皮膚の色素であるメラニンをつくる細胞である。
解答と解説

3)が解答です

手掌や足底で厚く、顔面や手足の屈曲部では薄い

 

 

問32 皮膚付属器官の構造に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  • 1)毛は、ケラチンという硫黄を含むタンパク質の一種からできている。
  • 2)毛は、中心から外に向かって順に毛髄質、毛小皮、毛皮質の3層からなっている。
  • 3)毛の生える方向を毛流といい、皮膚の各部位で規則性がある。
  • 4)毛は、皮膚表面から出ている部分を毛幹、皮膚の内部にある部分を毛根という。
解答と解説

2)が解答です。

毛髄質、毛皮質、毛小皮です。順番が違います。

 

 

問33 皮膚と皮膚付属器官の生理機能に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  • 1)皮膚は、日光にさらされると赤くなり、さらに強い照射を受けると水泡ができる。
  • 2)皮膚からは、脂溶性物質より水溶性物質のほうが吸収されやすい
  • 3)皮膚への化学的刺激に対しては、最初に脂肪膜が、ついで角質層にあるケラチンが防いでいる。
  • 4)皮脂は皮膚や毛を保護し、汗は体温調節に役立っている。
解答と解説

2)が解答です。

水溶性のほうが吸収されずらいです。

 

 

問34 皮膚と皮膚付属器官の保健に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  • 1)臓器に異常があると、皮膚にも変化が起きることがある。
  • 2)ふけ症は、角質層が過剰に剝がれ落ちる現象で、脂性と乾性がある。
  • 3)あぶら性の皮膚は、皮脂の分泌量が過剰であり、毛孔や汗孔に汚れがたまりやすい。
  • 4)皮膚の老化は、個人の素因によるもので、環境の影響は受けない。
解答と解説

4)が解答です。

環境の影響を強く受けます。

 

 

問35 皮膚疾患と病原体に関する次の組合せのうち、正しいものはどれか。

  • 1)尋常性毛瘡(カミソリカブレ)ーーー化膿菌
  • 2)伝染性膿痂疹(トビヒ)ーーー真菌(カビ)
  • 3)疥癬(ヒゼン)ーーー
  • 4)円形脱毛症ーーーウイルス
解答と解説

1)が解答です。

2)伝染性膿痂疹(トビヒ)は、化膿菌

3)疥癬(ヒゼン)は、ダニ

4)円形脱毛症は、自己免疫

 

 

過去問第44回|皮膚科学「問題と解説」

問31 皮膚の構造に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  • 1)皮膚は、表面より表皮、真皮、皮下組織の3層からなる。
  • 2)表皮最下層の基底細胞が表層に移動し、角質細胞になる。
  • 3)角化細胞(ケラチノサイト)は、メラニンをつくる細胞であり、表皮の細胞の約95%を占める。
  • 4)表皮内には、ランゲルハンス細胞という抗原物質(アレルゲン)を取り込み、リンパ球に抗原情報を提示する細胞がある。
解答と解説

3)が解答です

メラニンをつくる細胞は色素細胞(メラノサイト)です。

 

 

問32 皮膚付属器官の構造に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  • 1)毛母の部分には、色素細胞が多数存在する。
  • 2)毛は、成長期、退行期、休止期を繰り返す。
  • 3)爪は、表皮の角質層が変形したもので、その成分はケラチンである。
  • 4)脂腺は、体の部位に関係なく同じ密度で分布している。
解答と解説

4)が解答です。

脂腺は顔や体の中央部に数多くあり、体の末端にいくほど少なくなる。

 

 

問33 皮膚と皮膚付属器官の生理機能に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • 1)紫外線の照射によって、エラスチンが大量につくられ、皮膚の色が黒くなる。
  • 2)膠原線維は、機械的外力に対する保護のはたらきをしている。
  • 3)痛みを感じる点を痛点といい、冷たさを感じる点を温点という。
  • 4)人間の皮膚で体温の調節作用を積極的に行っているのは脂腺と汗腺である。
解答と解説

2)が解答です。

1)日光にさらされるなどして、皮膚が紫外線の照射を受けるとメラニンが大量に作られて皮膚の色が黒くなる。

3)冷たさを感じる点は冷点。

4)人間の皮膚で体温の調節作用を積極的に行っているのは毛細血管と汗腺。

 

 

問34 皮膚と皮膚付属器官の保健に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  • 1)思春期になると、女性ホルモンの影響で脂腺が発育して皮脂の分泌が多くなる。
  • 2)糖尿病で体の免疫が低下し、皮膚の抵抗力が弱くなると化膿菌や真菌による感染が起こりやすくなる。
  • 3)糖尿病では神経障害により知覚鈍麻になることがある。
  • 4)肝臓に障害が起きて血中に胆汁色素が増加して皮膚に沈着すると黄疸になる。
解答と解説

1)が解答です。

脂腺の発育は、男性ホルモンの刺激によるものです。

 

 

問35 皮膚疾患に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • 1)頭部白癬(シラクモ)は、白癬菌による感染症でペットから感染することがある。
  • 2)疥癬(ヒゼン)は、虱という昆虫の寄生によって起こる。
  • 3)伝染性膿痂疹(トビヒ)は、毛包が角質の栓で詰まったものであり、毛包内に皮脂が貯留し、細菌に感染することによって起こる。
  • 4)尋常性座瘡(ニキビ)は、膿がほかの部分の皮膚に付いて感染が広がる。
解答と解説

1)が解答です。

2)疥癬(ヒゼン)はヒゼンダニという一種のダニの寄生によって起こる。

3)伝染性膿痂疹(トビヒ)は、表皮が化膿菌(特にブドウ球菌)に侵されて起こる。

4)尋常性座瘡(ニキビ)は、毛包が角質の栓で詰まったものです。炎症性の疾患であり、伝染性ではないものの、ほとんどの人が経験します。

 

 

【美容師国家試験】美容保健 過去問まとめ

最初に書きましたが、人体の構造及び機能に関しては、骨格や筋肉、神経系統、分泌されるホルモンや、酵素。消化系、循環系の問題など。多岐にわたって出題されます。

皮膚科学は第1章がよく出題されているのがわかると思います。

広く全体的に勉強しなければいけないもの、ポイントを絞れるもの。教科によって変わるので、その教科に合わせた効率的な勉強をしていきましょう。

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今までは過去問を解いていたら何とかなるような風潮がありました。

しかし、第47回から出題傾向が少し変わってきています。

そんな背景もあり、よりポイントを押さえた学習が必要になりました。

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今回の過去問の解説は第42回・第43回・第44回のみですが、今後新制度になってからの過去問が増えていくので、その都度更新していく予定です。

今回は受験しないよっていう人も時々のぞいてみて下さい。

また、全科目をまとめ、勉強法を紹介している記事もあるので、参考にしてください。
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【美容師国家試験】筆記で合格点をとる対策美容師国家試験の筆記対策です。合格点を取るにはどう勉強したらいいのか分かるように解説しています。...

 

 

教科ごとに見たいという人はこちらから。
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【美容師国家試験】文化論及び美容技術理論 過去問【美容師国家試験】新制度になってからの文化論及び美容技術理論の過去問の解説をしています。...

 

 

今回の記事はこれでおしまいです。

最後まで読んでくれてありがとうございます。

それではまた。