衛生管理技術は、教科書の約半分を占める範囲の広さがありますが、出題傾向もはっきりしています。
- 消毒法の選定について
- 関連法規について
- 消毒法の長所・短所について
- 理学的・化学的消毒法について
- 希釈計算について
まずはこの5つを中心に勉強を進めて下さい。
Contents
美容師国家試験│衛生管理技術│過去問集
覚えるポイントが具体的になるので過去問集を用意しました。
1問ごとに解答と解説をしているので、出題文とリンクした覚え方ができます。
各問題の最後に下記のボタンを用意しているので、希望の回をタップして移動すると便利です。
※奇数№が冬の試験、偶数№が夏の試験です。
第50回過去問(最新)
問21.消毒等の定義に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 消毒とは、病原微生物を殺すか除去して感染力をなくすことをいう。
b 滅菌とは、生きている微生物が存在する状態にすることをいう。
c 殺菌とは、微生物を殺して無菌な状態にすることをいう。
d 防腐とは、対象物から微生物を除去することをいう。
① a と b
② b と c
③ c と d
④ a と d
問22.美容所で行う血液が付着している疑いのない器具類の消毒法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
① クリッパーの刃に1㎠あたり85マイクロワット以上の紫外線を20分間以上照射する。
② かみそりの表面を消毒用エタノールを含ませた綿もしくはガーゼで拭く。
③ くしを0.01%以上の次亜塩素酸ナトリウム水溶液に10分間以上浸す。
④ はさみを0.1%以上の逆性石けん水溶液に10分間以上浸す。
問23.消毒に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 水分の多いほうがタンパク質は熱変性を起こしやすいので、湿熱は乾熱より短い時間で消毒できる。
b 美容所で用いることができる理学的消毒法は、蒸気消毒と煮沸消毒の2種類である。
c 蒸気消毒は煮沸消毒に比べて物品への熱侵入が確実なため、より短い時間で消毒できる。
d 消毒薬の効果は、温度、濃度、時間に左右される。
① a と b
② b と c
③ c と d
④ a と d
問24.消毒用エタノールに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
① 蒸発しやすく、可燃性蒸気が発生するため、火気があると引火することがある。
② 細菌の芽胞には効力がない。
③ ほかの消毒薬との併用はできない。
④ ゴムや一部のプラスチックを溶かすことがある。
問25.次亜塩素酸ナトリウム水溶液の調整に関する次の記述のうち、正しいのはどれか。
① 水 98 に対して 5%次亜塩素酸ナトリウム 2 の割合で混合すると、0.1%水溶液になる。
② 5%次亜塩素酸ナトリウムを100倍希釈すると、0.1%水溶液になる。
③ 水 99 に対して 5%次亜塩素酸ナトリウム 1 の割合で混合すると、0.01%水溶液になる。
④ 5%次亜塩素酸ナトリウムを50倍希釈すると、0.01%水溶液になる。
その他の過去問も下記のボタンから移動できます。
※上記の過去問は第50回です。
最後に、シンプルな問題文で出題傾向がわかりやすい模擬問題集のリンクを貼っておきます。
2025-2026年版 美容師国家試験合格対策&模擬問題集 [ JHEC[日本美容教育委員会] ]
第49回過去問
問21.美容師法施行規則に定められた消毒の方法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
① 血液が付着していないかみそりを、次亜塩素酸ナトリウムが0.01%以上である水溶液中に10分間以上浸す。
② 血液が付着したはさみを、80℃を超える湿熱に10分間以上触れさせる。
③ 血液が付着していないヘアブラシを、逆性石けんが0.1%以上である水溶液中に10分間以上浸す。
④ 血液が付着したくしの表面を、消毒用エタノールを含ませた綿又はガーゼで拭く。
問22.消毒・殺菌に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
① 加熱消毒では、煮沸より蒸気の方が時間は長くかかる。
② 薬液消毒では、温度が低ければ時間は長くかかる。
③ 加熱消毒では、同じ時間と温度であれば乾熱より湿熱の方が殺菌効果が高い。
④ 薬液消毒では、温度・湿度・濃度が殺菌効果の3要素である。
問23.紫外線消毒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
① 紫外線殺菌灯は、殺菌力の強い波長である253.7ナノメートル内外の紫外線を照射するように作られている。
② 美容所において、かみそり以外の血液の付着していない器具の消毒には、1cm2当たり85マイクロワット以上の紫外線を20分間以上照射する方法を用いることができる。
③ 紫外線殺菌灯は、使用時間にかかわらず、発光していることが確認できれば殺菌力は変わらない。
④ 紫外線消毒器内には、陰ができないように被消毒器具を配置する。
問24.次亜塩素酸ナトリウムに関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 漂白作用がある。
b 酸性の洗剤と混ぜると有害なガスが発生する。
c 0.1%水溶液に10分間浸すと細菌の芽胞は不活化する。
d 消毒するものに有機物の汚れが残っていても消毒効果は低下しない。
① a と b
② b と c
③ c と d
④ a と d
問25.消毒薬水溶液の調製に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
① 0.2%逆性石けん水溶液1,000mLを調製するためには、水990mLに10%逆性石けん10mLを加える。
② 0.1%両性界面活性剤水溶液1,000mLを調製するためには、水980mLに10%両性界面活性剤20mLを加える。
③ 0.05%グルコン酸クロルヘキシジン水溶液1,000mLを調製するためには、水995mLに20%グルコン酸クロルヘキシジン5mLを加える。
④ 0.05%次亜塩素酸ナトリウム水溶液1,000mLを調製するためには、水990mL に5%次亜塩素酸ナトリウム10mLを加える。
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※上記の過去問は第49回です。
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2025-2026年版 美容師国家試験合格対策&模擬問題集 [ JHEC[日本美容教育委員会] ]
第48回過去問
問21.美容所で行うべき措置に関する次の文章の( )内に入る語句の組合せのうち、正しいものはどれか。
「美容師法では、皮ふに接する布片は客一人ごとに( A )、皮ふに接する器具は客一人ごとに( B )することと定められている。また、美容所には( C )設備を設けなければならない。」
① A:取りかえ B:消毒 C:消毒
② A:消毒し B:消毒 C:滅菌
③ A:取りかえ B:洗浄 C:滅菌
④ A:消毒し B:洗浄 C:消毒
問22.美容所で行う血液が付着している疑いのない器具類の消毒法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
① かみそりの表面を消毒用エタノールを含ませた綿で拭く。
② くしを0.01%次亜塩素酸ナトリウム水溶液に10分間以上浸す。
③ はさみを沸騰後2分間以上煮沸する。
④ クリッパーの刃を0.1%逆性石けん水溶液に10分間以上浸す。
問23.理学的消毒法に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 紫外線は固体表面の消毒に適するが、陰になる部分の消毒はできない。
b 紫外線の消毒効果は、汚れのついた表面でも減弱しない。
c 80〜100°C、10分間の蒸気消毒で細菌の芽胞は不活化する。
d 2〜3分間の煮沸消毒では、細菌の芽胞は不活化しない。
① a と b
② b と c
③ c と d
④ a と d
問24.消毒用エタノールに関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a エタノールの濃度は40〜50%である。
b 消毒効果は逆性石けんと併用すると減弱する。
c 揮発性が強く、引火性がある。
d 手指や刃物類の消毒に適している。
① a と b
② b と c
③ c と d
④ a と d
問25.次のうち、5%グルコン酸クロルヘキシジン10mLを水で希釈してグルコン酸クロルヘキシジン水溶液1,000mLを調製した場合の濃度はどれか。
① 0.01%
② 0.05%
③ 0.1%
④ 0.5%
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※上記の過去問は第48回です。
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2025-2026年版 美容師国家試験合格対策&模擬問題集 [ JHEC[日本美容教育委員会] ]
第47回過去問
問21.紫外線消毒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
① タオルやケープなどの布片類の消毒に適している。
② 物体の表面にしか作用しないので、深部や陰の部分は消毒できない。
③ 目や皮膚に直接照射すると害がある。
④ プラスチックの一部には劣化するものがある。
問22.美容所で行う蒸気消毒に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
① かみそりの消毒に適用できる。
② 消毒に要する時間は、煮沸消毒より短い。
③ タオル蒸し器内の圧力は、大気圧と同じである。
④ 細菌の芽胞を不活化できる。
問23.消毒薬水溶液の特徴に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
① エタノール水溶液は、無色透明で揮発性がある。
② 次亜塩素酸ナトリウム水溶液は、無色透明で引火性がある。
③ 両性界面活性剤水溶液は、赤桃色で振ると泡立つ。
④ 逆性石けん水溶液は、無色透明で一般の石けんと併用すると消毒力が高まる。
問24.消毒薬水溶液の調製に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
① 5%次亜塩素酸ナトリウムを50倍希釈して、0.01%水溶液を調製する。
② 10%逆性石けんを100倍希釈して、0.1%水溶液を調製する。
③ 20%グルコン酸クロルヘキシジンを200倍希釈して、0.05%水溶液を調製する。
④ 15%両性界面活性剤を150倍希釈して、1%水溶液を調製する。
問25.血液が付着している「くし」の消毒方法に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 80°Cを超える蒸気に10分間以上触れさせる。
b 0.1%以上の次亜塩素酸ナトリウムに10分間以上浸す。
c 消毒用エタノールに10分間以上浸す。
d 1cm2当たり85マイクロワット以上の紫外線を20分間以上照射する。
① a と b
② b と c
③ c と d
④ a と d
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※上記の過去問第47回です。
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第46回過去問
問21.次の文章の[ ]内に入る語句の組合せのうち、正しいものはどれか。
「微生物を殺すことの総称は、[ A ]である。微生物のなかでも、病原微生物を殺すか除去して感染力をなくすことを[ B ]という。また、[ C ]とは、あらゆる微生物を殺すか除去して微生物の存在をなくすことをいう。」
① A:殺菌 B:防腐 C:滅菌
② A:滅菌 B:消毒 C:殺菌
③ A:殺菌 B:消毒 C:滅菌
④ A:滅菌 B:防腐 C:殺菌
問22.美容師法施行規則に定められている消毒法に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 血液が付着していないブラシは、逆性石けんが0.1%以上である水溶液中に10分間以上浸す。
b 血液が付着した「はさみ」は、1cm2あたり85マイクロワット以上の紫外線を20分間以上照射する。
c 血液が付着していない「かみそり」は、エタノールが76.9〜81.4%の水溶液を含ませた綿もしくはガーゼで表面を拭く。
d 血液が付着した「くし」は、次亜塩素酸ナトリウムが0.1%以上である水溶液中に10分間以上浸す。
① a と b
② b と c
③ c と d
④ a と d
問23.消毒・殺菌に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
① 同じ時間と温度であれば、湿熱は乾熱より効果が高い。
② 消毒薬水溶液の温度は低いほど効果がある。
③ 消毒薬には、消毒しようとする対象によって適した濃度がある。
④ 蒸気消毒は、煮沸消毒より長く時間がかかる。
問24.消毒用エタノールに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
① 逆性石けんと併用すると効果が低下する。
② 細菌の芽胞には効果がない。
③ 揮発性が強いので、濃度が変化しやすい。
④ 引火性があるので、保管や取扱い時に火気を避ける。
問25.消毒薬の希釈方法に関する次の記述の[ ]内に入る数値のうち、正しいものはどれか。
「5%次亜塩素酸ナトリウムを用いて0.1%の水溶液をつくるには、5%次亜塩素酸ナトリウム5mLに水を加えて[ ]mLの溶液とする。」
① 100
② 250
③ 500
④ 1000
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※上記の過去問は第46回です。
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第45回過去問
問21.美容所における衛生管理に関する次の文章の( )内に入る語句の組合せのうち、正しいものはどれか。
「微生物を殺すことの総称は( A )である。生きている微生物が存在しない状態にすることを( B )という。微生物の中でも病原微生物を死滅させるか、発育や増殖を止めて感染力をなくすことを( C )という。美容所で求められるのは、( C )である。」
① A:滅菌 B:消毒 C:殺菌
② A:殺菌 B:消毒 C:滅菌
③ A:滅菌 B:殺菌 C:消毒
④ A:殺菌 B:滅菌 C:消毒
問22.紫外線消毒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
① 紫外線消毒器に入れる器具は、互いに重なり合わないように配置する。
② 紫外線は、目や皮膚に直接照射しても害はない。
③ 血液が付着した器具の消毒には適していない。
④ 紫外線灯は、使用にともない出力が低下するので、定期的な交換が必要である。
問23.消毒薬に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
① 次亜塩素酸ナトリウムは、有機物の汚れがあると効力が低下する。
② 逆性石けんは、結核菌に対して効力がある。
③ 両性界面活性剤は、普通の石けんと併用すると効力が低下する。
④ 消毒用エタノールは、細菌の芽胞には効力がない。
問24.次のうち、5%次亜塩素酸ナトリウム2mLを希釈して、次亜塩素酸ナトリウム水溶液1,000mLを調製した場合の濃度はどれか。
① 0.01%
② 0.05%
③ 0.1%
④ 2.5%
問25.美容所における器具・布片の取扱いに関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 血液の付着していないかみそりの消毒は、エタノール水溶液を含ませた綿で表面を拭く。
b ヘアドライヤーは、皮膚に接する器具にあたる。
c 皮膚に接する器具は、十分に洗浄してから消毒する。
d タオルの消毒は、80°Cを超える蒸気に10分間以上触れさせる。
① a と b
② b と c
③ c と d
④ a と d
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※上記の過去問は第45回です。
最後に、シンプルな問題文で出題傾向がわかりやすい模擬問題集のリンクを貼っておきます。
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第44回過去問
問21.消毒に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
① 乾熱は、湿熱より短時間で消毒できる。
② 蒸気は、煮沸より短時間で消毒できる。
③ 消毒薬による消毒は、低温で行った方が有効である。
④ 消毒薬には、消毒しようとする対象によって適した濃度がある。
問22.美容所における器具・布片の取扱いに関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 1cm2あたり85マイクロワット以上の紫外線を20分間以上照射する。
b 消毒用エタノールを含ませたガーゼで表面を拭く。
c 0.1%以上の次亜塩素酸ナトリウム水溶液に10分間以上浸す。
d 沸騰後2分間以上煮沸する。
① a と b
② b と c
③ c と d
④ a と d
問23.化学的消毒法に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 両性界面活性剤は、結核菌に効果がない。
b 逆性石けんは、中性洗剤と併用すると効果が低下する。
c グルコン酸クロルヘキシジン(クロルヘキシジングルコン酸塩)は、細菌の芽胞に効果がない。
d 消毒用エタノールは、逆性石けんと併用すると効果が低下する。
① a と b
② b と c
③ c と d
④ a と d
問24.次亜塩素酸ナトリウムに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
① 石けんと反応するので、併用できない。
② 有機物の汚れがあると、効力が低下する。
③ 酸性の洗剤と混ぜると、有毒な塩素ガスを発生する。
④ 日光にさらすと分解するので、冷暗所に保存する。
問25.10%逆性石けん液から0.1%逆性石けん水溶液を調製する方法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
① 10%逆性石けん液1mLに、水499mLを加える。
② 10%逆性石けん液1mLに、水99mLを加える。
③ 10%逆性石けん液1mLに、水49mLを加える。
④ 10%逆性石けん液1mLに、水9mLを加える。
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※上記の過去問は第44回です。
最後に、シンプルな問題文で出題傾向がわかりやすい模擬問題集のリンクを貼っておきます。
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第43回過去問
問21.美容所における消毒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
① 使用後の器具は、消毒の前に十分洗浄しなければならない。
② 皮ふに接したかみそり以外の器具の消毒方法は、血液の付着又はその疑いの有無によって区分される
③ 刷毛、くしは皮ふに接する器具にあたる。
④ 美容師法施行規則に定められている消毒方法と同等以上の効果があれば、他の消毒方法を用いてもよい。
問22.美容師法施行規則に定められている消毒法に関する次の記述のうち、正しいものの組合わせはどれか。
a カットに用いた血液が付着していないはさみは、1㎠あたり85マイクロワット以上の紫外線を20分間以上照射する。
b 整髪に用いた血液の付着したくしは、0.1%の逆性石けん水溶液中に浸す。
c 顔そりに用いた血液の付着していないかみそりは、0.01%の次亜塩素酸ナトリウム水溶液中に10分間以上浸す。
d 顔の清拭に用いた血液の付着した蒸しタオルは、沸騰後2分間以上煮沸する。
① a と b
② b と c
③ c と d
④ a と d
問23.消毒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
① 希釈した逆性石けんは、7日ごとに取り換える。
② エタノールは蒸発しやすいので、ガーゼに含ませて清拭する方法では、長時間作用させることは難しい。
③ 次亜塩素酸ナトリウムによる消毒は、温度により効果が異なる。
④ 紫外線消毒器の紫外線ランプは、2,000~3,000時間の照射で出力が低下する。
問24.両性界面活性剤に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
① 結核菌に対して殺菌効果がある。
② 多量の有機物があっても殺菌力は変わらない。
③ 直射日光によっても殺菌力は変わらない。
④ 普通の石けんと併用すると消毒力が低下する。
問25.消毒薬の希釈や器具の使い方に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 消毒薬の希釈倍数(倍)は、溶液量を溶質量で割った値である。
b 薬品の臭いを嗅ぐときは、手のひらで容器の口をあおぎ、鼻のほうへ流れてくる気体を嗅ぐ。
c メスシリンダーの読み方は、目を液面の高さに合わせ、真横から液面の高いほうを読む。
d 薬品は、容器のラベルの反対側をもって注ぐ。
① a と b
② b と c
③ c と d
④ a と d
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※上記の過去問は第43回です。
最後に、シンプルな問題文で出題傾向がわかりやすい模擬問題集のリンクを貼っておきます。
2025-2026年版 美容師国家試験合格対策&模擬問題集 [ JHEC[日本美容教育委員会] ]
美容師国家試験│衛生管理技術│まとめ
衛生管理技術は国家試験の科目の中で唯一計算問題があり、苦手意識を持つ人もいます。
ただ、出題傾向がはっきりしていて、比較的学習しやすい教科でもあります。
まずは下記のポイントをしっかりとらえましょう。
- 消毒法の選定について
- 関連法規について
- 消毒法の長所・短所について
- 理学的・化学的消毒法について
- 希釈計算について
あらためて、問題文がよりシンプルになって、わかりやすくなった模擬問題集のリンクを貼っておきます。
2025-2026年版 美容師国家試験合格対策&模擬問題集 [ JHEC[日本美容教育委員会] ]
過去問集は購入しなくてもよいですが、唯一おすすできる模擬問題集です。
合格目指して頑張りましょう。
応援しています。