美容師としての1年目にやるコトがわかります。
何をしたらいいんだろう?わからないことだらけじゃ。。
緊張しながら言われるがまま動いて、何が正解か分からず、時間がたつのを待つような感じ。
そんな人に向けた記事になります。美容師1年目の人は何をしたら良いか分かるように書いてありますので、参考にして下さいね。
この記事の全体構成は「何をすればよいか」最初に箇条書きにしています。
次に、その解説と具体例。そして、その理由。
最後にまとめになります。
まとめの終わりに「美容師1・2年目の教科書」という本を紹介しています。
技術以外のマインドの部分について参考になる本です。
目次もあるので、見たいところに移動してくださいね。
Contents
これで失敗しない!美容師1年目にやること
1年目にやることは以下のことになります。
- 自分の居場所を作るために聞く
- 技術について聞く
- スタッフ全員とお客様と話す
ざっくり過ぎて分からないと思うので一つずつ解説します。
自分の居場所をつくるために聞く
これはすべての先輩に話を聞くことを指します。
- オーナー
- 店長
- スタイリスト
- アシスタント
- お客さん
オーナー
大抵の場合、オーナーは話したがりです。どんな考えを持っているのか聞いておきましょう。これはすぐ聞けると思います。
その考えは常に頭に入れておいて、自分の行動の裏付け(オーナーの考えがこうだから、それに沿って、行動した)にしておくといいです。
店長
「店の方向性」
どんな店にしたいのかを聞くことで、店長の望む自分の立ち位置がわかります。
「年間の技術マニュアル」
年間の技術マニュアルを聞くことで、自分のやる技術、目標が具体的になり、行動に無駄が無くなります。計画を立てる考え方は1年上の先輩を超える計画です。
オーナーと兼務している場合も多いですが、この立場にいる人には聞いておきましょう。
スタイリスト
「店舗内」
アシスタントの人間関係を聞きます。聞きずらいですが、しがらみを知らない1年目だから聞けます。これは複数の人に聞いておくようにしましょう。誰に自分の悩み相談したらよいのかわかります。
「接客」
自分が見ていて、一番元気に接客しているスタイリストを参考にして下さいね。間違ってもカッコイイ感じの人は参考にしないようにしましょう。馬鹿にされやすいです。
あと、もしフロントのいる店ならその接客もよく聞いておきましょう。フロントの方が間違いなく接客はプロです。
基本的にはスタイリストたちは1年目のスタッフに優しいですよ。
アシスタント
「店舗内」
1番近い存在なので、色々なことを聞くことになります。
- 1日の仕事の流れ・・・・・先読みした動きが出来、気が利く人になれます。
- 道具の在り処と使い方・・・聞かなくても教わりますが、積極的に聞いておきましょう。
- 技術の準備の仕方・・・・・スタイリストよって違ったりするので基本と応用を聞く。
- ヘルプの仕方・・・・・・・スタイリストの好みがあるのでよく見て、聞いて下さい。
- 人間関係・・・・・・・・・自分の悩み相談が出来る環境を作るために聞いておきます。
お客様
お客さんの話を聞くことも大切です。年代別に求めるものが違います。その「サロンに求めるもの」を、1年目に把握することで将来の自分の集客力に繋がります。
- 10代・・・はじめての衝撃
- 20代・・・自己顕示欲を満たす
- 30代・・・20代への復活
- 40代・・・アンチエイジングと癒し
- 50代・・・尊重と主役感
ざっくり言うとこれを求めています。細かいところは、その人によって違うので、さりげなく聞くことが大切です。
これを知ることで自己満足的な接客や技術がなくなるし、着地点がはっきりしてるので仕事がやりやすくなります。
シンプルに、この聞くことを意識して接客すると「何を話せばいいか」という悩み自体が無くなります。おススメです。
技術について聞く
技術についても聞いていくことが大切ですが、相手を間違えないようにしましょう。
- アシスタント
- スタイリスト
アシスタント
主にヘルプの仕方を聞きます。これは大したことないので繰り返し話を聞く必要がないので、メモを取りながらサクッと覚えてしまいましょう。
「スタイリストから教わった技術の相談」
スタイリストから技術を教わりますが、細かいことや、コツなんかはすぐ上の先輩に聞いた方が早い場合があります。「何回も聞くのは・・」とか思わないで何回でも積極的に聞いて下さい。
嫌な顔する人には聞かなきゃいいだけです。
「1年先輩の仕事内容を確認」
これは聞くのも大切ですが、よく見ておくことも大切です。1番身近な目標だということを常に意識しましょう。
「1年先輩の技術を超えるなら」
自分の1年先輩を超えるのを目標とするなら、2年目の先輩に話を聞くことや、仕事を見ることも必要です。ただし、どこまでを目標とするかは具体的に決めることと、その目標自体に潰されないように、設定はあまり高くしない方が良いです。
スタイリスト
「1年目の技術」
マニュアルに沿ったものを教えてもらいますが、遠慮は禁物です。相手が熱く教えてくれるまでグイグイいきましょう。
「その人の特徴」
複数のスタイリストに技術を教わるはずです。その時にその人の作るスタイルを参考に、技術のこだわりポイントを聞きましょう。共感できるものが複数ある方が、将来的に成長やブランディングがしやすいです。
「メンタースタイリスト」
スタイリストそれぞれ特徴を知ったら、考え方含め、自分の理想に近い人(メンター)からメインで教わるようにしましょう。これを間違えないように。あなたの将来的な技術力が決まります。
スタッフ全員とお客様と話す
これは「自分自身のことを話す」ということです。
「スタッフに」
オーナー含めスタッフ全員に、自分の考えはハッキリ伝える。舐められるのは絶対NGなので1年目にキャラを確立させて下さい。したてになりすぎると、ずっといいように使われます。これ変に遠慮する人がいるので、気をつけてくださいね。
「お客様に」
認知してもらうのが目的です。その際、表情はもちろんですが、声にも笑顔を乗せて話してください。これは将来の指名に繋がるし、失敗したときに許してもらいやすくなりますよ。
聞く・話すが大切な理由
「聞く理由」
1番は、入店したサロンが教える環境にあるかどうかです。意外と聞かれないと教えないサロンが多いです。というか、教えることに自信がないスタッフがいるということです。だから、1年目はグイグイいくのが正解です。
1年目だから聞けることが数多くあります。1年目だから許されることも数多くあります。裏を返せば、2年目以降は聞けないということです。2年目には後輩が来ます。少なからず頼りにされるはずだし、期待もされます。聞かれたことにも、期待にもこたえられるようになっていたいですよね。
「話す理由」
スタッフもお客様も、誰もあなたを知らないからです。でも、知りたいんです。仲良くしたいし、成長させたい。でも、「聞かれるのはイヤかな?」とか、思って聞けないでいます。
美容師は人見知りが多いんです。
だから、自分から「私はこういう人間です」ということを伝えることで、自分の居場所を居心地の良いものにできます。
どうせ働くなら、楽しく自分らしくいられることが成長を早める秘訣の一つです。将来の自分を見据えて1年目を過ごして下さいね。
私の経験から
私は極度の人見知りだったので、とてもじゃないけど自分のことを話すこともできなかったし、仕事に関わることさえ聞くことに遠慮していました。
最初の1年目はお互い気ばかり遣って全然仲良くなれなかったし、いつもアウェイ感がありました。
そんな中、新しいスタッフが入り、私を巻き込んで良い意味で上下関係なく、話をしてくれました。それが、救いでした。
そこからは人が怖くなくなり、何でも聞けるようになり、言いたいことも言えるようになりました。その結果、成長が加速し、スタイリストまであっという間でした。
そのスタッフがいなければ、今美容に携わっていなかったかも知れません。
失敗しない美容師の1年目にやること まとめ
“失敗しない美容師1年目にやること”
- 1年目しか聞けないこともあることを理解する。
- 1年目だから許されることがあるということを理解する。
- 1年目はある意味、無敵。
- その人の立場によって聞くべきことはハッキリさせて聞く。
- 自分をスタッフが知りたがっていると思って、オープンに自分のことを話す。
- 自分の壁をいち早く取っ払うことが成長のカギになる。
これらの全ての行動が将来の自分を支えます。
新しい環境に慣れるまでも時間がかかるものです。性格もあるから、この記事見ただけですぐ行動に移せるかといったら、そうでもないでしょう。
それでも、明日から少し意識してみる価値はあります。少しずつでも環境が変わってくるはずです。
最後に、「エッセンシャル思考」という本と「エフォートレス思考」という本を紹介します。
この2冊の本で、無駄を省き最小限の努力と時間で成果を上げる思考法と方法が分かります。
この記事の内容を踏まえた上で、時間をかけて読み解いてみて下さい。
いち社会人として良い方に進むと思います。
今後の予定は「1年目の技術」を記事にしていく予定です。
下のリンクがまとめ記事です。
この記事から知りたい情報のところにジャンプできます。
他にも知りたいことがある人は見てみて下さい。
1年目の美容師に向けた記事は以下に貼っておきますね。
https://allcreaterbiog.com/first-year-beautician-skills/
2年目の美容師に向けた記事は以下に貼っておきますね。
https://allcreaterbiog.com/road-becoming-stylist/
今回も最後まで読んでくれてありがとうございます。
それではまた。