今回の記事は発売当初から話題になった「ゆびこて」。
プレートが小さくて細いストレートアイロンのレビューです。
「クレイツ エレメア レピ」
肩につかない長さのスタイルにとても便利に使えるアイロン。
顔まわりや生え際のクセってどうしても強くなります。
普通のストレートアイロンだと妙にシャキーンとなるし、丸みをつけようとすると髪が折れてしまうこともある。
カールアイロンだと変にボリュームが出たり、おでこをヤケドすることも。
そんな経験がある人に最適なアイロンで、使用感はストレスフリーです。
ちょっとレビュー遅くない…?
うん。そう思うよね。
でも、その分ちゃんとしたレビューが書けるよ。
使ってみての簡単な感想はこちら。
公式サイトとか、他のレビューではこんなことも書いてあるよ?
- 髪に艶を出すだけなら40℃でOK。
- しっかりとクセを伸ばすことができる。
- その他
うん。。。
でも使ってみるとちょっと違うところもあるかなって…
もちろん、美容師さん並みにテクニックがある人はこの通りのメリットがあるけどね。
ということで、その他の良い点と気になる点も含めてレビューしていきます。
Contents
クレイツ エレメア レピはどんなアイロン?
発売して間もなく話題にもなり、売り切れ状態が続きましたが、一般にはまだまだ知られていないアイロン。
シンプルにどんなものか、見ていきましょう。
クレイツ エレメア レピを開ける
- 外箱
-
綺麗でしっかりとした箱です。
iPhoneのケースを開ける感覚に近かったです。
あまりいらない情報ですね。
- 開ける
-
硬めのスポンジにキッチリと収まっています。
取り出す時はスポンジごと外して内側にあるコードを出します。(キッチリ収まってるので取り出すのに少し手間どります。)
- 出してみる
-
マットな質感で綺麗です。
とても握りやすくて、軽い。
- スイッチなど
-
少し硬いです。
余計な機能がないので、とてもシンプルです。
温度は40℃~220℃の範囲で20℃刻みで調整できます。
160℃以下になるとあまりくせ毛は伸びづらいので、180℃推奨です。
- プレートの形状と素材
-
これが最大の特徴です。
幅12㎜で、指の丸みに近い湾曲した形状。
「ゆびこて」の愛称ができた理由です。
素材はチタンかセラミックか明らかにされてはいません。
ただ、滑りや軽さを考えると表面はテフロン加工されているのは分かります。
クレイツ独自の技術でミネラルを含む天然鉱石パウダーを表面にコーティングしてあります。
この技術と遠赤外線による「プレミアムクレイツイオン®」と言われるイオン効果で、髪の水分バランスと整えツヤをあたえます。
クレイツ エレメア レピの使い方
あくまで一つの例になりますが、ある意味この使い方がすべてと言っても過言ではないです。
ブローした後のように、感覚的には100%乾かします。(それでも実際は90%しか乾いていません)
この時に塗布するものは、熱によってトリートメント成分が浸透するものを選びましょう。
オイルであれば透明なものを使ってください。
黄色味のあるものは熱で酸化しやすいので、適していません。
マルチプルオイルは特におすすめです。
髪が少なめで柔らかい人はRifaが使いやすいので、おすすめです。
前髪から分け目のボリュームを出すように、分け目と平行に2~3㎝の幅で毛束を分けとります。
分け目と反対側に毛束を倒して平行にアイロンではさみ、根元に少し熱をあててから、90度にアイロンを傾けて毛先に滑らせます。
分け目周辺が終わったら、後頭部も同様に根元に熱をあて、毛先はスルーします。
根元は終わっているので、本当に毛先のみ熱をあてます。
- スタイルによりますが、流すタイプのハンサムショートなら毛先を内巻きにして、手櫛で後ろに流す。
- ナチュラルな動きや空気感がほしければ、縦に持って前向き、後ろ向きに毛束ごとに交互に巻く。
- ストレートにしたい場合はそのままスルーさせれば、自然と毛先が軽く内巻きになり、地毛のようなストレートスタイルになります。
どのスタイルでも、フェイスラインを好みで調整しましょう。
出したい質感に合わせてスタイリング剤で仕上げます。
完全に好みですが、バームで仕上げるなら「リンクオリジナルメーカーズ」。
オイルならこれ一択「アローディアデンスオイル」。
動きが欲しいところは再度アイロンで動かしたり、指でつまんで質感を際立たせ、ポイントでスプレーで固めてしまえば完了です。
エレメアレピではありませんが、普通のストレートアイロンの使い方動画で分かりやすいのがあったので、貼っておきますね。
この動画にもありますが、ストレートアイロンでスタイリングできるという人は、オールマイティーに使えるものを選ぶと良いと思います。
髪質やクセの強さを選ばず、メンズでもレディースでも使えるアイロンのリンクも一応貼っておきますね。
両方ともPro用です。
「アドスト」は欠品中かもです。半導体が不足していて製造が追いつかないそうです。
また、「ワンダム」前のモデルもありますが、必ずAHI-252を選ぶようにして下さい。
プレートの厚みが違い、使いやすさに大きな差があります。
ワンダムの新作についてはレビューをしているので、URLを貼っておきます。
他のストレートアイロンとの比較もしているので、一つの参考にしてみてくださいね。
クレイツ エレメア レピを使ってみての感想
軽い。
握りやすい。
操作しやすい。
1年間使ってみて、このアイロンの最大の魅力は圧倒的な手軽さにあると思います。
とにかく使いやすい。
手ぐしを通すような、指で毛束を形づくるような感覚で使えます。
気になる顔まわりの強いクセを、あまり気を遣わずに伸ばせます。
ある意味、適当にアイロンをスルーさせて使用しても変な跡は残らない。
自然に毛先に丸みがつき、おさまりがとても良い。
画像のようなスタイルは比較的簡単に作れます。
ただし、向いている人とそうではない人がいるので、まとめました。
公式でも言っていますが、ショートからミディアムの長さ推奨です。
ロングは美容師さんならいけますが、効率を考えても無理です。
クセに関しては、髪のクセ自体はクセ毛もダメージによるクセもしっかり伸ばせます。
ただし、髪の生え方のクセが強い人には全く向いていないので、普通のストレートアイロンをおススメします。
ダメージの有無に関わらず、毛先が極端に薄い人(逆にひろがるような)は綺麗に伸ばしたり、形作るのはテクニックが必要です。
赤い太字で書いているものは1年使ったうえで、1番に実感したことです。
その他として、電源を入れたまま使わないで放置していると1時間で自動的に電源がOFFになるのも、とても良い機能だと思います。一人暮らしの人はこういうところも選ぶ基準の一つにしたほうがいいですよね。
クレイツ エレメア レピの仕様
どのサイトにもありますが、一応載せておきます。
一覧にするとこんな仕様です。
■型名: | SSIE-G12PRO |
---|---|
■電源: | 単相100-240VAC |
■消費電力: | 34W |
■プレート表面温度: | 約40〜220℃(10段階温度調節) |
■本体重量: | 約185g(コード除く) |
■サイズ: | 約L255×H40×W30mm |
■コードの長さ: | 約3.0m |
■加工仕上: | プレート部: プレミアムクレイツイオン®加工 |
その他の機能として。⇓
■海外兼用
フリーボルト(100V-240V対応)なので、海外でもご使用OK。
■誤作動防止機能
アイロン使用時に温度調節スイッチの誤作動を防止する設定が可能。
■自動電源OFF機能
最後のスイッチ操作から約1時間後に電源がOFFになる安全設計。
※公式サイトから引用
個人的にはコードの長さが3mあるのは嬉しい。
正規販売店はこちらから移動できます。≫クレイツ エレメア レピ レビュー|まとめ
改めて「良い点」と「気になる点」をまとめるとこうなるよ!
次に「向き不向き」をまとめるとこうなります。
「ゆびこて」は他にも種類があります。
有名なものなら「Rifa」。
ホワイトのワントーンで綺麗なデザインです。
コードレスで、携帯用としては便利です。
USB充電できるので、大型の充電器が必要なく、旅行に行くときも荷物が増える感覚にはならないと思います。
ただし、温度設定が160℃と180℃の2種類しかなかったり、充電時間が4時間30分かかる(使用時間は最大30分)など、それなりにデメリットもあります。
美容師の場合、使いやすく、応用を利かせやすいクレイツを選ぶと思うので、今回はエレメアをレビューしました。
一般の人は、自分の好みに合わせて選ぶとよいと思います。
「クレイツ エレメア レピ」このアイロンは今までのストレートアイロンのように、「まっすぐ伸ばす」ということをメインに考えてはいません。
もちろん、くせ毛も伸ばせますが、「スタイルをデザインする」ということに重きをおいています。
そういう意味で、より進化したアイロンです。
朝の時間や、スタイリングのストレスを減らして、より良い時間を過ごせるとよいですね。
今回も最後まで読んでくれてありがとうございます。
それではまた次の記事で。