美容師ではなく「ヘアメイク」を仕事にしたいという人が増えているので、その道筋を記事にしています。
ヘアメイクといってもどんなヘアメイクを望むのかによって、道筋が変わってきます。
- 主に芸能人などメディアに出る人を対象に仕事をする。
- コレクションやファッション関係のヘアメイクの仕事をする。
- 写真スタジオや、式典などイベントに関わる仕事をする。
③の一般の人を対象とするヘアメイクに関しては、その企業の募集に対応すれば実現できます。
美容部員にも興味があるんだけど…
うん。基本は派遣型だけど、人気のある職種だね。
派遣社員でも大丈夫っていう人は良いと思うよー。
では、ここからが本題。
ヘアメイクアーティストになるにはどうすればいいのか。
順を追ってシンプルに解説していきますね。
Contents
ヘアメイクアーティストになる方法
How to become Hair&Make-up Artist.
ヘアメイクアーティストなるおすすめの道筋はこんな感じでーす
STEP-1
美容師免許の取得
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STEP-2
サロンに就職
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STEP-3
ヘアメイクスクールに入学
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STEP-4
ヘアメイクアーティストのアシスタントになる
or
映像ヘアメイクプロダクションに転職
これがヘアメイクアップアーティストなる代表的な道筋です。
そのほか色々ありますが。。
- インスタやSNSによるヘアメイクアップアーティストのアシスタント募集
- 将来が見えるのもありますが、美容学校を卒業してすぐでは難しいかも知れません。
たとえアシスタントになれたとしても、その後ヘアメイクとしてやっていけるのかは疑問が残るし、アシスタント期間の勉強量が、かなり多くなると思います。
- 自己申告
- 自分でヘアメイクと名乗ってしまえば、それでヘアメイクアップアーティストです。
自分を売り込む能力と相当高いスキルは必須ですね。
いずれにしても、その人の運自体が相当影響するので、ちょっと一般的ではないです。
今回はハッキリしている具体的な道筋を解説していきます。
美容学校を卒業する
ヘアメイクアップアーティストになる第一歩は美容師免許の取得。
なぜなら、美容師免許を取得済み、もしくは取得見込みがないと、ヘアメイクを養成するスクールの受験資格がないからです。
では、「どんな美容学校を選べばいいのか。」
という疑問が出てきますが、美容学校自体はどこでも大丈夫です。
全国レベルのコンテストの結果だけで言えば、東京から西側の学校が優秀な結果を残していますが、実際はどの学校を選んでも結局は自分次第なので、地方、中心部関係なく自分に合った学校で美容師免許を取得すれば問題はありません。
ただ、カリキュラムのなかに「JMAメイクアップ検定」や、「知識検定」
もしくは「シュウ・ウエムラのメイク検定」が受験できる環境が整っていればなおよいでしょう。
その学校ごとに特色があるのでそこは見極めてくださいね。
学校とは関係ありませんが、美容学生のうちにこの本で勉強しておくと、就活も含めて普段から色々と使えますよ。⇓⇓
卒業後の動向
美容学校を卒業し、次の段階に入りますが、二つの選択肢から自分に合ったものを選びます。
- 美容学校卒業後、すぐにヘアメイクスクールに入学
- サロンに就職して、経験値を積んでからスクールに入学
どちらにしても、スクールには入ってスキルを磨くのが一般的で、比較的はっきりした道筋です。
受験資格自体は美容師免許を取得していることで満たされる場合が多いですが、スクールの入学試験があります。
倍率はその時によって違いますが、3倍程度です。
サロンで数年経験を積んでいる人も不合格になることも少なくないです。
つまり、美容学校を卒業して、即合格とはなりずらい現状があります。
挑戦することは良いことですが、それも踏まえて美容学校卒業後の進路を検討しましょう。
- 一旦は美容師として就職
- その期間にスキルを磨く
- 資格がない人はJMAの検定を受験
- お金を貯める
やはり、実践的なスキルや知識がないのは、ヘアメイクとして致命的です。
また、ヘアメイクアーティストのアシスタントをやろうと思うなら、経済的に苦しくなってきます。
あまりお金の心配をせず、目の前のことに集中できると良いです。
焦ることなく、地に足をつけて実力をつけたほうが活躍の場が増えるはずです。
ヘアメイクスクールを選ぶ|卒業後をみすえる
ヘアメイクスクール自体は無数にありますが、結局はシンプルに2択です。
この2校が現実的な選択肢。
それぞれ、スクールの特徴と方向性、入学金や授業料、卒業後について説明していきます。
SABFA
ヘアメイクに興味のある人はすでに知っていると思いますが、超有名なスクールです。
国内外問わずコレクションやファッションショーなどに対応できる高度なスキルを学べます。
ただし、少人数制なので合格しにくいスクールとしても知られています。
資生堂が母体となります。
- 特徴
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- 高度な授業内容
- 5つのコースがあり、自分の望む勉強ができる
- 働きながら学ぶことができる
- 8~16名程度の少人数で受講
時代や環境に関わらず活躍できる、技術と感性を磨きます。
- 学費
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- メイクアップコース 440,000円/100時間「6ヶ月」
- ヘアメイクアップコース 440,000円/100時間「6ヶ月」
- アドバンスメイクアップコース 825,000円/200時間「1年間」
- アドバンスヘアコース 825,000円/200時間「1年間」
- アート&ディレクションヘアメイクアップコース 440,000円/90時間「6ヶ月」
この他にアドバンスコースとアート&ディレクションヘアメイクアップコースはモデル代として受験料5,500円必要です。
つまり、ピンクテキストのコースは実技試験があります。
- 卒業後
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- 最新の情報を得ることができ、継続的に学ぶ環境がある。※SABFA LINKに登録が必要
- コレクションなどに参加したり、社外アーティストとして活躍できる。※技術試験の合格者のみ
あくまでも、個人の能力を上げることになり、就職の斡旋というほどのものありませんが、スクールに仕事の依頼がある場合もあります。
また、仕事と卒業生をヘアメイクアーティストとして繋ぐプラットフォームがあるのは魅力の一つです。
ヘアメイクアーティストの約6割がこのスクールの卒業生と言われています。(※未確認情報です。)
- 自由に仕事を選びたい人
- 技術力がかなり高い人
- 自分を表現する営業能力が高い人
SANTA FONS
ドラマやバラエティーなど、TV関係の仕事が多いヘアメイクのプロダクションとして知られている「山田かつら」というプロダクションが母体のスクールです。
いわゆる「映像ヘアメイクアーティスト」を養成するスクールです。
つまり、SANTA FONSは卒業後、テレビ局など芸能関係の企業に就職して活躍するチャンスがあります。
- 特徴
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- 「山田かつら」の講師陣の指導なので、どこよりも現場に近い技術を学べる。
- 映像ヘアメイクに特化しているので、360度スキのないスタイル感覚を得られる。
- 基礎から即戦力として活躍できるカリキュラムになっている。
講習回数が多く充実しているので技術に不安がある人には適しています。
プロの仕事が身近になるので、実際のヘアメイクの仕事がイメージしやすいスクールです。
- 学費
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- スタンダードコース 1,200,000円(税別)/週4回の授業「1年間」
- プロフェッショナルコース 800,000円(税別)/週1回の授業「1年間」
スタンダードコースは基礎からしっかり学び、映像の世界で即戦力として、稼働できるように仕上げていきます。
プロフェッショナルコースは現役美容師や、すでにヘアメイクとして活躍している人を対象にしているので、働きながら映像ヘアメイクの全てを学ぶことができます。
- 卒業後
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- 「山田かつら」への受験資格が得られる。
- ディプロマが発行されるので、他社(TV局など)への就職に有利になると考えられる。
- より現場に近い人とのつながりができるので、映像ヘアメイクの情報を得やすい。
- 映像関係の企業に就職したい人
- コミュニケーション能力が高い人
- 芸能人に興味がある人
スクールの比較
どちらも業界にもしっかり認知されているスクールなので所属する場所としては申し分ないですが、比較するとこんな感じにまとめられます。
どちらも少人数制を採用しています。
目的がハッキリしているので、自分の望む仕事によって選ぶと良いでしょう。
また、スクールにいる間にアシスタントの募集などもあるので、アンテナをはっておくことも大切です。
両スクールとも入学前にある程度の技術レベルには達していないと入る意味がありません。
基礎的な美容・メイク道具などもできるだけ多く使い慣れておいた方が良いです。
道具のリンクを2種類はっておきます。
資生堂 メーキャップ KATANA FUDE アイ ライニング ブラシ
\画像をタップすると正規販売店に移動します/
ADST(アドスト)Premium DS ストレートアイロン
\画像をタップすると楽天市場に移動します/
このストレートアイロン「ADST」を使った時がなければ、一度は使用することを強くおススメします。
また、この他の資生堂やshu-uemuraのメイクアップ用品も知っておいて損はないと思います。
- SABFAを考えている人は資生堂のブラシセットを使い慣れていた方が良いかもしれません。
- shu-uemuraスクールズのブラシセットを美容学校で使っていた人は他のブラシも少しずつ揃えておくと良いです。
そして、今は韓国コスメに関してもしっかりと知っておいた方が良いです。
その中でも話題になっている「ヒト幹細胞培養液」を配合したコスメに関しては体験しておきましょう。
リンクを貼っておくので、参考にして下さい。⇓⇓
いずれも高価な美容道具です。
どうしてもヘアメイクに使う道具はメイク用品も含めて高価なものが多いです。
例えば、ドライヤーのように頻繁にモデルチェンジするものに関しては買わずに、レンタルして使用感を確かめておきましょう。
『ドライヤーのレンタルサービス』はこちらから≫≫こういうことを自分への投資として考えられると、「ヘアメイクアーティストを目指す覚悟が出来ている」と言えるのかもしれません。
美容道具に関してはいずれまとめて別記事を書きますね
【2022】ヘアメイクアーティストになるには?|その方法とヘアメイク専門学校を厳選!|まとめ
あらためて、これがヘアメイクアーティストになる4つのSTEPだよー
STEP-1
美容師免許の取得
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STEP-2
サロンに就職
|
STEP-3
ヘアメイクスクールに入学
|
STEP-4
ヘアメイクアーティストのアシスタントになる
or
映像ヘアメイクプロダクションに転職
意外と知られていないヘアメイクアップアーティストになる道筋。
今回の記事では、ある程度具体的に解説しました。
スクールの選定でできる仕事が変わってくるので、入学した時点でどんな活躍ができるか決まります。
卒業後はヘアメイクアップアーティストとして活躍するか、美容師をつづけながらヘアメイクアーティストとしても活躍するか、選択肢が増えます。
あとは自分で決めるだけです。
私の場合、ヘアメイクをメインとして活動しはじめたのは、27歳の時です。
勿論、運もあります。
ただ、それ以上に努力を重ね、実績を重ねた自負もあります。
「何歳までにヘアメイクアーティストとしての活動をはじめるか。」
そう決めていたので、心が折れることなく、走り抜けれたと思います。
いずれにしても、ヘアメイクアーティストになるには相当な気合と運が必要です。
とても狭き門だし、不安定で大変な道のりではありますが、好きなことを好きでいられるはずです。
やりたいことを実現できるように祈っています。
就活自体の記事も別に書いているので是非参考にしてください。⇓
今回も最後まで読んでくれてありがとうございます。
それでは、また次の記事で。